古代シュメールの粘土板

ニビルという星にアヌンナキという宇宙人が住んでいた。 約45万年前、ニビルでは星の存続の危機に会う。 その危機とは、ニビルの大気が宇宙空間に拡散し、それによりニビルの生物たちは絶滅の危機にみま見舞われたというもの。 

その解決として『黄金の粒子』を利用し、シールドを作る。そうして大気の拡散を防御するという策を見出した。 そしてアヌンナキの当時王である『アラル』は、太陽系の『地球』に金が大量にあることを発見する。 そして今から44万5000年前、ニビル星の王『アヌ』の息子『エンキ』を指導者にアヌンナキ人たちは地球に出向き、金の採掘を始めた。 

当初は海水から金を採取するも、海水から採取できる金の量ではとても足りないことがわかり、

(海水に塩酸、テルル、ヒドラ ジンを加え、沸騰させろ過する。すると微量ながら金がろ紙に付着するという。東 京ドーム4~5杯分の海水から、やっと1gの金が採れるぐらいの量)

それから金鉱山を掘りだした。 しかし金鉱山を掘るのは一苦労。 

『人間のように神々が仕事を担い、そのに苦役耐えた。神々の苦役は重く、仕事は厳しく、かなり苦痛だった』古文書「アトラハシス」より 

過酷すぎて労働者が反乱を起こし始めた。そこで考えられた方法が、当時地球に生息していた類人猿を元として、遺伝子操作を行い金採掘ができる程度の知的な生物を造り出すことだった。  


原始的労働者「ルル・アメル(人間のこと)」開発計画 

エンキは、“原始的労働者”たるものを人工的に創造し、アヌンナキたちの代わりに働かせるという計画を思いついた。 

ある日、ラボから100キロ北の平原地帯に珍しい生き物がいるという噂を耳にしたのでエンキは行ってみることにした。 そして、その平原で目を疑うような生き物に遭遇した。 一見、四足動物に見える生き物は、前足を手として使い、後足で直立していた。おまけに、立ったまま歩いていた。 

彼らは群れをなし、平原地帯の茂みでひっそりと暮らしていた。 エンキは彼らに知性があることを直観した。その生き物こそが、後に「ホモ・エレクトス(直立人間)」として知られるようになる人類の祖先だった。 

 エンキは彼らの生態を詳しく知るために、この平原に何度も通い、彼らの生態に虜になっていった。  (なるほど・・・この動物をプロトタイプにして、我々のDNAと掛け合わせればいい!そうすればアヌンナキの代わりに肉体労働ができる生物を生むことができる。なんとか完成させてみせるぞ!) 

それから数十シャル(数万年)もの時が流れて、ついにエンキは、原始的労働者ルル・アメルのプロトタイプを完成させることができた。 

ニンマー(ニビル星人の女性科学者)は、自らの子宮を提供しての実験を繰り返したが、それとはまた別に、受精卵(猿人の卵子)を入れた粘土を小さく捏(こ)ねり、地球のその生き物の雌の子宮に注入するという実験も繰り返した。

奇想天外な結果を生みだすことを繰り返しながらもついにそれは成功した。 ニンマーは、「ついに成功しました!これからメスのおっぱいに近づけましょう!」 といって、生まれたばかりの直立原人の赤ちゃんをそのメスの乳房に近づけたが、メスは恐怖と警戒から歯をむき出し、野生の本性を露わにした。 自分の子に近寄ろうとはしなかった。 そこでニンマーは、その子の母親代わりとなって育てることにした。 その子は、ニビル星人の新しい命と比べると成長が遅く、言語を発達させる能力がないこともすぐに明らになった。 そこで彼らは再び実験をし直した。


誕生した生物  

生命のエッセンスを混ぜ合わせる実験によって、奇想天外ともいえる生き物たちが誕生した。 

それらは、 『幾つもの目や顔を持つ猿類』『翼を持つライオン』『体を背合わせに共有する生き物』 『男女の二つの顔をもつヘルマフロディテ(両性具有)』『角を持ち、人間の顔の四本足の生き物 』 『馬の足を持つ直立人』『牛の頭を持つ直立人』『人間の頭をした巨人』などであった。


人類一号『アマダ』の誕生 

ルル・アメル(原始的労働者)を誕生させるというその実験から、ようやくアヌンナキの姿をした、つまり立派な両手両足がある生命体が誕生した。 

 生まれてきた男の子は、学者らによって注意深く毎日観察された。 その子の姿は、直立原人のように毛むくじゃらではなく、皮膚もアヌンナキのようにブルー系統ではなかった。 粘土のように茶褐色だった。 また、彼の血液も同様にアヌンナキのブルーブラッドとも、ヘビ族の深緑色とも違っていて、赤色をしていた。 さらに言えることとして、その男の子の陰茎部の包皮は、胴体と区別がつかなかった。 こうして生まれた人類第一号(アダマ)の容貌は、現在のアラブ系やインド系であった。  


人類二号『ティアマト』

 出産役であるアヌンナキの女性の子宮に、卵子は挿入された。受胎があり、出産があり、7人の男児が誕生した。 そして、“正常”であった。しかし、この方法は過酷すぎるし、時間も掛かりすぎた。 そこで、雌(めす)を創ることをエンキが提案した。 地球人自身で生殖させるのである。アダマの対を成す者を創るためには1人、アヌンナキの子宮が必要である。  

そしてダムキナという女性の子宮に卵子が挿入され、受胎したが、割り当てられた時に出産の印は来なかった。 更に月を数え、10ヶ月目、“邪悪な宿命の月”と彼らは呼んだが、ニンマーが帝王切開して取り出すと、女の子が誕生した。 彼らは新生児の手足、容貌、各器官の機能を調べ、いずれも問題なかった。 頭髪は浜辺の砂のような色で、毛むくじゃらではなく、肌は滑らかでアヌンナキの肌の滑らかさと色だった。 

ダムキナが名付け親となり、ティアマト、“生命の母”とされた。


エディン 

ティアマトとアダマは、「エディン」という場所に送り込まれることになった。 エディンには、目に見えないドームのバリケードが張られていた。 アダマとティアマトは、あることを教えられていた。 それはそのエディンの端までいくと、すなわち、バリケードの境界近くまで行くと、恐ろしいことが起きるということだった。 

 実際には、このドームは彼らを展示するための機能を備えていて、モニターを通してアヌンナキたちが彼らを観察する場所で、動物園のような役割をした。 多くのアヌンナキが、その珍しい生き物のつがいを見学しようと、遠路はるばるやってきた。 2匹のルル・アメルを一度見物したいとエディンに押し寄せてきた。 

しかし見学者たちは、高度な学習能力をもつ彼らに気づかれないようにと、モニターを通して始終彼らの動きを捕らえていた。


DNA問題 

しかし、ある問題が浮上していた。 ドームの中で放し飼いにされていたルル7対が、茂みの中でつがっているのが確認されていたにもかかわらず、雌は子を産まず、ルルの数は増えていく様子がないということが明らかになった。 

 アヌンナキの生命のエッセンスが、男と女別に皿に振り分けられて、それぞれがティアマトとアダマのものと比較された。 絡まった2本のヘビのようなものが見え、それをさらに拡大させると、“生命の木”であるDNAの連なりの染色体の上に、22本の枝がついていた。 これが、いわゆる彼らとアヌンナキとの決定的な違いであり、これに気づいたニンギシュジッダ(アヌンナキの科学者)が言った。 「これでは、生殖能力は持てない! 男と女を決定的に分ける2本が欠けているのです」 体外受精による異種交配種アダマとティアマトには生殖能力が無かった。 

その原因は、性染色体が存在しなかったことによる。


骨髄移植により、生殖能力の付加に成功 

「成功しましたよ。彼らの生命の木に枝が2本加わりました!」 ニンギシュジッダは、肋骨からの“骨髄移植”により、生殖能力付加に成功した。 22本の枝とは染色体のことであり、2つの小片(しょうへん)が性染色体(XY、XX)である。


アヌンナキの帰省 

本来の目的である指令に反して、勝手に知的生命体を作ってしまったアヌンナキ一行は、司令部からの怒りを買い、直ちに地球から引き戻されてしまう。 そして、彼等が犯した過ちの償いとして、アヌンナキは地球文明の意識開花に一役買う事にし、その際、地球の王政を教えていった。



『ニビル』とはシュメール語で「交差する星」という意味  

メソポタミアで発掘された粘土板には「ニビルに住むアヌンナキが地球に来た」と書かれている。 また「我々の知識はニビルの住人である神々によって与えられた」とも書いてある。 

『神々』をシュメール語で言うと『an unna ki(アヌンナキ)』  

an(天) na(は~から)ki(地)『天から降りてきた人々』という意味になる。  

またバビロニア神話によれば兄妹神『アヌ』と『キ』の子、また『アンシャール(天の軸)』と

『キシャール(地の軸)』の子とされている。 また『エンキ』とはメソポタミア神話での神とされている。 

 常にシュメール人は「文明は神々からの贈り物」と言っていたそう。


シュメール人は自らの事を『混ざり合わされた者』、『ウンサンギガ(黒頭の民)』と称していた。 ではいったい何と混ざり合されているのか。  

『シュメールの古文書によれば、まずアヌンナキの身体からテエマとシルという”ふたつの聖なる物質”が採取されたという。テエマとは”記憶を保存するもの”という意味で、現代でいえば”遺伝子”ということになるだろう。シルとは”男のアヌンナキからのみ採取しうるもの”とされているので”精子”を意味することはまちがいない。

そしてアヌンナキのテエマとシルを”清められたる容器の中で、猿人の卵子と混ぜ合わせる。つまり猿人の卵子とアヌンナキの精子を受精させるのである。その受精卵は”清められたる容器”の中から、”鋳型”へと移され一定期間発育させ、しかるのちに”誕生の女神”の子宮、つまり母体となる女性のアヌンナキの子宮に着床させるのだ。』 

つまりは猿(人間)と神(アヌンナキ)が混ざり合さった者がシュメール人だという。  

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